スズキは、自社EV「e Vitara」(eVXコンセプトをベース)を、2025年春よりインド・グジャラート工場で生産し、世界中でトヨタブランドとして販売されることを発表しました。これは両社にとって、初のEV OEM供給となります :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
供給モデルは?
供給されるモデルはスズキのBEV SUVで、60kWhバッテリー搭載、最大航続距離は約500km、モーター出力は約135kW(4WDあり)と報道されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
世界展開と生産体制
インドのグジャラート工場で生産し、インド・日本・欧州・アフリカ・中東などに展開予定です。トヨタとしてもグローバルに供給されます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
両社協力の背景
スズキ・トヨタ・ダイハツは、2016年から軽・ハイブリッド車の共同研究やOEMによる協力関係を構築。今回のEV供給はその協業の延長線上にあり、EV領域にも進出する布石です :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
インドがEVハブに
スズキ社長は、インドをEVのグローバル生産拠点に位置づけており、日本や欧州向けの数量をここで賄う計画です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。マルチEV投入によるコスト優位性と商品力向上を狙っています。
市場に与える影響と課題
- ✅ **コスト競争力の強化**:インド生産による価格面の強み。
- ✅ **航続距離約500km**:実用性に優れたスペック設定。
- ⚠️ **充電インフラ**:インド国内でもインフラ整備は未完。
- ⚠️ **グローバル展開のスケジュール調整**:各国販売時期など要確認。
まとめ
スズキがインド工場で生産するEVをトヨタに供給する動きは、両社の協業関係の進化であり、インドがEVの世界ハブへと成長する重要な一歩です。
トヨタにとっては自ブランドで展開できる低コストEVの確保、スズキにとっては生産規模と技術の拡大。両社にとってウィンウィンな戦略であると言えるでしょう。
今後は日本や欧州でのモデル展開、販売価格、インド国内のインフラ整備などに注目が集まります。EV市場の最新動向を引き続き追いかけましょう。
※本記事はロイター、Reuters、Motor-Fan など信頼できる報道に基づいて執筆しています。
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